1930年
作詞 ドロシー フィールズ
作曲 ジミー マクヒュー
『インターナショナル レビュー』のナンバーで
ハリー リッチマンによって歌われました。
1930年は大不況の最中で、その不景気、暗い気持ちを吹き飛ばすような内容。
メロディーも、小粋な軽い旋律で、通りを歩きながら軽く口ずさみたくなります。
コートをつかみ、帽子をかぶり、心配事はドアに置きさって、明るい表通りに出て行こう。あなたの足音が楽しい調べを奏でるし、明るい表通りで人生も愉快になるよ
と言った内容。
エラフィッツ ジェラルド 、フォー フレッシュメン、など様々なシンガーが歌っていますが
私は、最近の若手ボーカリスト ローバート ガンバリーニ の歌唱法がとても好きです。
1953年
作詞 曲
ロバート メリン
ガイ ウッド
あなたを思うと私の心は歌いだす。春の翼に乗った4月のそよ風のように。
あなたは華やかな輝きに満ちてあらわれる。あなたこそ私のただ一人の恋人。
というラブソングで、本当にメロディーが美しいです。
ミュージシャンやシンガーが、アドリブが難しいと感じる曲だけあって
本当に丁寧に鍵盤を使って隙間なく情感で埋め尽くされているようなメロディー。
歌うにはかなりの音域が必要です。私もようやく歌い始めたばかり。(2008、11現在)
いつしか、この曲を歌い込める日が来ることを夢見ています。
二人でお茶を〜TEA FOR TWO〜
1925年
作詞 アーヴィング シーザー
曲 ヴィンセント ユーマンス
ミュージカル『ノーノー ナネット』
に使用される。
50年にドリス デイにて映画化
58年にトミ− ドーシー楽団のチャチャ化で大ヒット
この曲は ユーマンスが、シーザーのアパートにやってきて
ちょっとしたものができた!と言ってピアノを弾いたそうで
これに、歌詞をつけてくれないかと頼まれ5分足らずで書き終えたそう。
誰にも邪魔されない週末のバケーションに、二人だけでお茶を飲みながら
幸せな家庭生活を心に描くという内容の、甘ーい内容のスィートなメロディ。
この曲は以前、宮川泰先生と銀座スィングシティーで共演させていただいたときに
宮川先生がとても楽しそうに演奏してくださったのが忘れられません。
1943年
ミュージカル『サムシング・ トゥ ・シャウト ・アバウト』の挿入歌
作詞作曲はコール・ポーター
日本では昭和18年の作品です〜
帰った時のあなたは素敵。風が子守歌を歌うとき、暖炉のそばのあなたは素敵。
あなたは私の望む全て。凍てつく冬の星の下でも、燃える八月の月の下でも、あなたは素敵。
あなたは天国。帰った時にあなたと愛があれば。
この時代を象徴するように楽譜の表紙には兵隊さんの絵が描かれていたそうです。
ヘレン・メリルのヒットで日本では有名な曲になりました。
この曲は歌詞が色んな立場で解釈されたようです。英語を日本語に訳すのは難しいですね。
『君が待っていてくれたら嬉しい』『あなたが帰って来てくれたら 嬉しい』
離ればなれになってしまった恋人に、会える事を待ちこがれている恋の歌です。
1930.12/8日に168回続演されたミュージカル
『ザ・ニューヨーカーズ』のナンバー。
タイトルからのご想像通り、ひとときの恋(春)を売る歌。
夜の街頭に立つ女性が、『素敵な若い恋はいかが〜?ちょっと汚れているけどフレッシュな恋、
パラダイスに行く費用を用意するのは誰?どんな恋でも知ってるわ〜』
と言う内容。
私は、英語で良かった〜..と思えるくらいストレートな内容です。
日本語だったら...かなり赤面してしまう内容だから..(笑)
コール・ポーターの作詞作曲で、31年にリビー・ホルマンのレコードがヒット。
50年にスタン・ケントン楽団がアフロ・キューバン・リズムで演奏してから、
ラテン・リズムでの歌唱や、演奏が多くなりました。
ちなみに、ビリー・ホリデーが歌っているのも、セクシーでまったりしてて素敵です。
でも私は、ノリノリでラテンのリズムで歌うのが好きです。
内容がストレートだけれど、ラテンだと軽やかな明るいイメージです。
とても、夜の女の歌とは思えません(笑)
この曲はミュージシャンがソリ...じゃ無くて『ソロ』
(この間苗場に行ってソリに乗った!関係ないですね〜)をまわしている時、
とても楽しそう!!
聞き入っているうちに歌うのを忘れてしまう事もたびたび...はは。
デューク・エリントンの傑作。
私はエラフィッツ・ジェラルドのライブレコーディングされたCDを初めて聴いて
野生的リズム感と、スピード感に鳥肌が立ちました。
特にスキャットが自由自在で管楽器のフレーズを茶目っ気一杯に、笑い声も入っていたりして。
ニタニタしながら聴いてしまうほどの楽しさ!
すっかりこの曲に惚れ込んでしまいました。
I't don't mean a thing(スウィングしなければ意味がない)
というタイトル通り、軽快なスイング感で突っ走るアレンジで
数々のシンガーが歌っています。32年2月2日エリントン楽団でニューヨークで
『アイビー・アンダーソン』(専属歌手)録音が有名。
三年後ベニー・グッドマン楽団の爆発的人気から、ジャズはスウィングと呼ばれ
白人中心のスウィング時代となりました。
この曲を作詞した、エリントンの白人マネージャー『アーヴィング・ミルズ』は
この名曲を例とし、偉大な先覚者(本家本元)はエリントンだと宣伝したそうです。
1932年 作曲 デューク・エリントン
作詞 アーヴィング・ミルズ
ミスティーとは..霧の様な...と言う意味ですが、この曲の中での意味は
恋をした心境を表現しています。
霧の様に、フワフワと掴みどころの無い様な、ぼんやりとした気持ち。
『私を見て。まるで木の上の子猫の様.雲にぶら下がって いる様な気持ち。
道を歩けば何千ものバイオリンの演奏がはじまる。
それはあなたのハローという言葉なのかしら。
...私は霧の様になりすぎた。
愛しすぎているから..(省略)』という内容です。
エラ・フィッツジェラルド、サラ・ボーン、ダコタ・ステイントン、ジューン・クリスティー
クリス・コナー、フォア・フレッシュメン、など沢山のシンガーが歌っています!勿論フランク・シナトラも!
歌詞は後で付けられたそうです。メロディーが本当にきれいです。出だしから鳥肌が立ちます!
大好きで、ライブでは毎回歌います。歌詞の内容がわからなくても、曲を聴いているだけで
素敵なストーリーが目に浮かんできます。
MISTY 1954年
作曲 エロール・ガーナー
作詞 ジョニー・パーク
ボサノバの生みの親とも言われる、アントニオ・カルロス・ジョビンの曲で67年の作品。
この曲は、ジャズスタンダードと言われるのかな?私にはそう感じられますが。
さわやかで、メロディーが美しくて本当に素敵な曲です。が...
メロディーが、低音から高音までかなり音域を使って出来ています。
歌うのには大変ですね。
女性はとくに、数多くのシンガーが低音のメロディーにフェイクして
歌えるキーの中で歌われています。
この曲に限らず、『ボサノバの曲』を歌うシンガーは、あまり力を込めずさらさらと
優しく歌っている様に感じますよね。
でも、いざ歌ってみると難解なフレーズが自由自在に曲の中を泳ぐ様な..
そんな曲が多い気がします。
そんなメロディーをシンプルに軽やかに歌う歌唱法が無いと
何か、違う物になってしまうようで。
歌い上げてしまうと聴く方は、心地よく感じない...というか。
聴く方々が曲の中にすんなり入れる空間を残すような
気持ちがないと...独特なボサノバ感が出せないような。
例えば『会話』と一緒で、『間が怖い』とつい一生懸命喋りすぎたりしてしまいますよね。
それと一緒で、自信が無いと、歌いすぎてしまうという結果がよく起こります。
(私の場合...苦笑)
ボサノバではそれは御法度〜な気がする!勝手な解釈でごめんなさいね〜..
〜そう言えば、最近主人と会話が減ってきたな...それは良い事なのかしら?
(どうでもいいかっ!)〜
WAVE ~ の文字通り、意味は『波』ですがこの曲の中での意味は
『感情の波』
〜目を閉じて...それは見たい物を見るいい方法〜という歌い出し
〜二人で同じ夢を見れば、孤独は行ってしまう。満ち潮に逆らう事はできない。
月にも、星にも、そして私にも。私たちは感じる。波がうねってくることを。
その波を捕まえよう。恋する事を恐れないで。二人で同じ夢を見れば孤独は行ってしまう。〜
この曲を歌っている有名なシンガーは、
アニタ・オデイ、フランク・シナトラ、トニー・ベネット、ナンシー・ウイルソン等。
ボサノバ誕生には、ブラジル政府が肩入れをし、新しい音楽想像のために
経済的な援助をしたそうです。文化の違いを感じますね〜....。
WAVE 1967年
作曲 アントニオ・カルロス・ジョビン
『MY FUNNY VALENTINE』
この曲を初めて聴いたとき、なんて悲しい曲なんだろう..と思いました。
きっと恋に破れた心を切々と歌っているんだろう...なんて勝手に思っていましたが、
いざ歌ってみようと決めて、歌詞を調べてみるとなんてキュートな内容なんだろう!と。
マイナーコードで、どっぷり重たーい空気が流れる中、そっと歌が入ってくるような
印象の曲なのですが、よく聴くと途中でメジャーコードに転調したり、シンガーによっては
早いスイングにアレンジされていて、軽快に歌っていたりするので
なるほどな〜とうなづけます。
1937年4月14日から289回続演された『ベイブス・イン・アームス』という
ミュージカルの中で歌われた曲。(ミッツイ−・グリーン)
〜MY FUNNY VALENTINE〜1937年
作詞 ロレンツ・ハート
作曲 リチャード・ロジャース
「私の奇妙なヴァレンタイン。あなたのルックスはおかしくて写真向きじゃない。
だけどあなたは私の好きな芸術品。私の為には、髪の毛一本変えないで欲しい。
私を愛しているなら、そのままのかわいいバレンタインでいて欲しい。
毎日がバレンタインデーなの。』(中略)
上げたり下げたりの風変わりの恋の歌...ですね。
私個人的には、『恋のゆくえ』と言う最近の映画の中で(結構前ですね)
ミシェル・ファイファーがエンディングで歌っているのが、素敵だと思いました。
俳優が歌うジャズって、歌詞が身にしみるというか...良いですよね〜...
それにしても、この歌詞の様に、良くないルックスでも それを『芸術品』とまで
思ってくれる様な人と、恋をしたら幸せなんだろうな〜。
(いえいえ現在不満が有る訳ではございませんよ!)
ちなみに.... 私の寝起きの髪は毎朝『芸術品』です(笑)
日本でも、とても有名なこの曲『ALL OF ME』は
明るくて覚えやすく、思わずハミングしてしまう曲です。
大好きなシンガー『ダイアナ・ロス』の主演映画『ビリー・ホリデー物語』
の中で、ハイトーンでフェイクを交えたキュートな歌い方に聞き入ってしまい
この曲が大好きになりました。
とてもわかりやすいメロディーで、誰もが知っている曲だからこそ
ジャズシンガーの力量が問われる、難しい曲でもありますね。
あ、『難しい...』といえば全ての曲に当てはまりますので(笑)あまり使わない様にしますね!
〜ALL OF ME〜1931年
作詞 シーモア・シモンズ
作曲 ジェラルド・マークス
シーモア・シモンズは1896年、1月 ミシガン州デトロイト生まれ
歌手 ノラ・ベイツの為に歌を書き、バンドリーダーとしても活躍して有名になりました。
『私のハートを奪っておきながら、何故私のすべてを奪ってくれないの?』
と迫るラブソングです。32年にヒットし、ルイ・アームストロングのレコードも大当たり。
48年にフランク・シナトラのレコードがヒット。
サラ・ボーンのストレートな表現とスキャットの素晴らしさも有名です。
他にも数えきれないシンガーが歌っています。
ジャズを歌いたいという方、まずこの曲にトライしてみてください♪
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